2019.07.28(Sun)
取材『羽田空港を世界一綺麗な空港に』
カリスマ清掃員 新津春子さん
お会いした瞬間、驚いた。新津さんのはじける笑顔が、テレビで見ていたよりずっと眩しかった。
えもてなし代表の田中さんよりあるフレーズを紹介していただいたのが、新津さんとのはじめての出会い。それがきっかけで本やテレビで新津さんを深く知り、生き方に感銘を受けた。
新津さんの生き方は『自分のあるべき姿をつらぬく。いつでも自分らしくいる』こと。
新津さんの考えはいつも、どんな場面でも一貫している。これが新津さんのプロフェッショナルたる所以である。
人間は生きている中で、どうしても人の目を気にしたり、新しいことに挑戦することをためらったりする。
『自分にとって大事なことがはっきりしていれば、誰が何を言っても、左右されることはありません。』
新津さんの言葉の意味、そして重みを痛感した。
めらったりする。しかし、それは本当に自分らしい生き方なのだろうか、と自分自身に問い直す。
自分は評価されるために生きているのではない。人の評価を得るために生きているわけではない。 ”自分のやってみたいこと、ワクワクするようなことは何だろうか” と自分自信に向けて疑問を投げかける。目標をもって生きることが何より大切であるということだ。
新津さんは取材開始前、自ら飲み物とコップを持って来てくださり、時間が過ぎていたにも関わらず、真剣に、うんうん、と質問に答えてくださった。有名な方であるにもかかわらずフラットに接してくださる姿、常に自分を変えない新津さんの姿は言葉に表せないほどに素晴らしいものであった。
新津さんご本人には、『人に何かを与えている』という意識はなく、自分の生き方にただまっすぐである姿勢がそのまま新津さんの、謙虚で、思いやりがあり柔らかい性格に出ているのだと感じた。
真っ白な気持ちで向き合うことを大切にされている新津春子さん。
掃除道具に対しては『あなたがいたから掃除ができました。』という感謝の心、お客様へは『この人は何を求めているだろうか』と常に気持ちを考えるやさしい心。
『心を込めないと本当の意味で、きれいにできないんです。』 新津さんの生き方、思う心、笑顔、の全てに心をうたれた。
「えもてなし」に入った理由はなんだろう?どんな活動に対しても全力で取り組める原動力はなんだろう?
そんなことを考えた。留学を通して得た「英語」というスキルを実践の場で活かせる喜び、似顔絵を通してチームみんなで人々を笑顔にできる喜び、それぞれ異なる長所をもったチームが一丸となって同じ目標に向かって進んでいく喜び、これらが「頑張る」原動力となっているのだ。そこには他人からの評価もいらないし、ただ「自分が楽しい」「わくわくする」という感覚だけが私を動かしている。
改めて「えもてなしのチームに入れて良かった」、「こうして新津さんと出会い、自分の本当の思いを知ることができてよかった」と実感する貴重な1日となった。