本日のステキ人のご紹介は、「世界中に友達を作る!」をコンセプトに沖縄で活動をされている”時間商人”のくにゆーさんです。
くにゆーさんは「1つの依頼につき10円で自身の時間を売る」”時間商人”という肩書きで、ご活動をされています。
くにゆーさんがこれまで”時間商人”として受けた依頼は、実に40以上。依頼に関わった人たちは、なんと100人以上!(2020年5月現在)。
受けた内容は、引越しの手伝いや筋トレ指導、沖縄の案内、撮影の手伝い、話し相手になってほしい…などなど様々。
時間商人という”時”をきっかけに、子供からお年寄りまで様々な人に、お金では買えない”ひととき”を届ける、くにゆーさん。
今回は、そんな「ステキ人」くにゆーさんの活動やこれからの目標についてインタビューをさせていただきました。
くにゆーさんのInstagramはこちら♪
”時間商人”を始めたきっかけ
”時間商人”の活動を始める前、県外から来た人に沖縄を案内する「おきなわ歓迎企画」というものを行っていました。
県外から来られた人のリクエストに応えたり、地元人でないと知らないようなオススメスポットやお店を紹介したり、みなさんに沖縄のひとときを楽しんでもらっていました。
ある日「これからは県外だけでなく、県内の人も笑顔にしたい!」そう思い、始めたのが”時間商人”です。
2019年クリスマスから募集を開始して、2020年1月から「日給10円 時間商人くにゆー」として活動をスタートしました。
”10円”という価格設定への想い
時間商人を始めるにあたって「子供からお年寄りまで、誰もが依頼できる金額にしたい」という思いがありました。
子供でも依頼ができるようにするには、家でお手伝いをしたりして貰えるお金のことを考えると…100円だとハードルが高く、10円が適切だと思い、この価格設定にしました。
これまでに、くにゆーさんが受けた様々な依頼(一部紹介)
「県内の人を笑顔にするために」始めた”時間商人”の活動ですが、みなさんとの出会い・繋がりを通して、今では、自分が一番笑顔になっています。
依頼人との心に残るエピソード
どの依頼も印象に残ってますが、特に印象的だったのは、最年少の依頼人の小学生”あっくん”からの依頼です。
依頼内容は『キャッチボールの相手をしてほしい』。
あっくんは自分に依頼するために、お家で手伝いをして貯めた大事な10円で自分に依頼をしてくれました。
その気持ちが本当に嬉しくて”10円”という金額以上の報酬を自分は受け取りました。
”時間商人”となった、くにゆーさんのルーツ
もともと学生時代から「世界中に友達を作りたい!」という強い想いがありました。
”どうしたら世界中に友達を作れるのだろう?”それが自分の原動力であり、その想いをモチベーションと行動力に変えて、今日まで生きてきました。
いつも自分には「世界中に友達を作りたい!」という思いがあり、それを実現させるために、日々さまざまな人との出会いを経験しています。
この”時間商人”の活動も、その目的を叶えるための1つです。
チャレンジを続けるために必要なこと
行動をする上で大事なことは、「失敗をマイナスと思わないこと」だと思います。
自分には「失敗」という感覚がありません。それは、何が起こっても大丈夫という確信を持っているからです。
今年考えていた計画も、コロナがあって遅れました。でもそのおかげでこうしてインタビューの機会をいただく時間ができました。
だから失敗ということは何もない…何が起きても前に進める。そう思って自分は、生きています。
今後の挑戦:国内1,000人と出会うため舞台は全国へ
今の目標は「国内1,000人と出会うこと」です。そのために、新しい挑戦を計画しています。
それは「キッチンカーで日本全国を走りまわる こども食堂」を実現させることです。
この計画は、全国をキッチンカーで回り、その土地のシェフや料理人さん、特技を持った方々などとコラボしながら、出会った皆さんに心あたたまる料理と楽しい時間を提供したいというものです。
日本全国を走り回り、たくさんの人と出会い、繋がって、日本中をキッチンカーで繋ぎ合わせていきたいです。
今は、今年中の実現を目指して動画クリエイターの仕事をしながら、準備中です。コロナが収束したら、一気に動いていきたいと思います!
実現にかかる費用はクラウドファンディングや県内の皆さんからの支援で集めていく予定です。みなさん応援していただけたら嬉しいです!
実現した際には、皆さんのお住まいの県へキッチンカーが行きます。ぜひ遊びにきてください!
最後に…くにゆーさんが思うステキ人とは?
人のために動くことができる人…それが出来る人は、ステキだなと思います。
くにゆーさん、ステキな時間をありがとうございました!
編集後記
時間商人…はじめて肩書きを見た瞬間から「この人はどんな人なんだろう?」と興味を持たずにはいられませんでした。
そして、Instagramに並ぶ、素敵な笑顔の数々を見ているうちに「くにゆーさんに似顔絵をプレゼントしたい!」という気持ちになり、まだお会いしたことはありませんでしたが、応援の気持ちを込めて、ファンレターのような似顔絵付きダイレクトメッセージを送ったのが、「はじめまして」の挨拶でした。
そこからやりとりを重ね「ぜひインタビューをさせてください!」と、くにゆーさんにお願いをして、今回、オンラインインタビューのお時間をいただきました。
お話しした、くにゆーさんは”頼れる街の人気者”という言葉がピッタリの想像通りの「ステキ人」でした。
どんな人も、どんなことも、あたたかく受け入れる大きな器を持つ背景には、「世界中に友達を作る!」という自身の強い想いがあることを今回のインタビューで感じました。
「世界中に友達がいる人ってどんな人だろう…」そんなことを思った時、世界中の人の頭によぎるのが、くにゆーさんであり、またくにゆーさんのような人であってほしい…そう思いました。
これから世界を繋げる、世界の人気者になる、くにゆーさんを応援しています!
まずは、キッチンカーで全国を旅するくにゆーさんに、お会いできる日を楽しみしています!
2020年5月16日 インタビュー by Zoom(タナカ・さき・亮平・乃亜)
文・タナカ
タイトルデザイン、似顔絵制作・タナカ