Artistaと呼ばれて 今年のゴールデンウィークは長かったですね!
僕は今年度分の有給を全部使って1ヶ月間スペインに行ってきました。 どうだぃ、ワイルドだろ〜(?) さて、スペインではホームステイをしながら語学学校に通ったり、スケートボードで街のあっちこっちに行ったりしてました。
もちろん似顔絵もたくさん描いていました。 カフェかバーで描くことが多かったです。 グラナダというスペイン南部の街にいた時のこと
山の上に建つ宮殿がその街の観光名所なのですが、チケットが手に入らなかったので向かいの山に登って外から眺めることにしました。
見晴らしの良いところにテラス付きのバーがあったので、ジュースを注文して、前の宿で仲良くなったポルトガル人の手品師の似顔絵を描き始めました。
心地よい空気の中で黙々と描き続けていると、いきなり僕のテーブルの上にポテトとチキンのお皿が置かれました。 すこし混乱して、「これ頼んでないです。他のテーブルじゃないですか」とそれを持ってきたウェイターに言いました。
すると彼は、「Artista(芸術家)へのサービスだよ。いい感じに仕上がってるから、最後まで頑張っていってね」と言ってカウンターに戻っていきました。 素敵すぎるサプライズに感激して、しばらく余韻に浸っていました。 彼がまた近くに来た時にビールを注文して、日没でオレンジに染まる宮殿を眺めながら最高の夕食をいただきました。
満足して帰ろうとしたとき、別のウェイターが僕のところに来て「俺の似顔絵も描いてほしいんだけど、お願いできる?」と話しかけてきてくれました。
僕は「もちろん!」と言って写真と連絡先をもらい、「いつになるかわからないけど絶対描いて送るよ!」と約束してバーをあとにしました。 長い家路を辿りながら、Artistaと呼ばれたことが嬉しくてずっとニヤニヤしていたことは言うまでもありません。
以上、似顔絵を描いててよかったと思ったエピソードでした。 僕にポテトとチキンのプレートをくれたウェーターさん、彼こそ本物のArtistaだと思います。
素晴らしい感動と思い出をありがとうございました。 (頼まれてた似顔絵は、後日描いてインスタグラムで贈りました)